HOUGA -服の力で助けられた、好きな服は自分を強くする-

HOUGA -服の力で助けられた、好きな服は自分を強くする-

HOUGAの服を初めて見た時、個性的で強いイメージを持ったことを覚えています。

 

ハンガーにかかるフリルで出来たベストを見て「どうやって着るんだろう」と思わず手に取ってしまうほどに印象的でした。

 

ー小学生の時からずっと思い続けていた"服を作りたい"という想いー

 

HOUGAのデザイナーの石田さんは、2019年に子どもの頃からの夢であるブランドをスタートしました。


〈designer 石田 萌 プロフィール〉

慶應義塾大学文学部美学美術史専攻、エスモード・ジャポン東京校卒業。

86回装苑賞佳作1位、第11YKKファスニングアワード優秀賞受賞。

株式会社BIGIにてレディースの企画を経験し、出産を機に退職、2019年春夏シーズンから『HOUGA』をスタート。

 

 

HOUGAのコンセプトはこう書かれています。

 

 

"Unbirthday Party Dress"

365日分の364日、自分が萌芽する。

 

364days a year I sprout.

Dresses that release my true self.

 

 

自分が"萌芽"する。

 

このコンセプトの萌芽の意味の中には"解放"という意味もあり、自分を解放する、本当の自分らしさを服の力で発揮できるように、後押しをする。

その力があることを石田さんは信じています。


なぜなら、石田さん自身も服の力で助けられたことがあるからです。

 

うまくいかない、自信が持てないそんな時、好きな服を着ることで助けられ、自分が強くなれた気がした。

だから、強くなれるように好きだと思える服を作りたい、それがHOUGAのルーツだと語ってくれました。


 

人は良くも悪くも固定観念の中に埋もれていて、自身も気付かないうちに殻に閉じこもってしまうこともあります。

表に出せない感情や、辛くても話すことができない環境の場合も。

 

周りから言われる言葉も、

「女性だから」「男性だから」

「子供がいるから」

「だから、こうするんだよね?」

〇〇だからと、当たり前のように自然に発せられる言葉。

 

決して間違いではないかもしれないけれど、受け取る側からすると、どうしてこうであるべきだと決めつけられるのかと、疑問に思うことも。

 

私自身も、人というものは誰しもが多からず少なからず

「本当はこうありたいのに」

そんな気持ちを閉じ込めて生きていると感じています。

小さなことから大きなことまで、全ての人の全ての望みが叶うことはありません。


 

ーこの世界は本当にひとつだけなのだろうかー

 

例えば、こちらの世界では誕生日は1日だけだけど、違う世界では残りの364日も誕生日のように自分自身を祝って過ごす世界があるかもしれない、そんな世界があってもいいのではないか

 

そう静かに話してくれる石田さんを見ながら、あえて強い言葉を使うとすると

「固定観念なんてぶっ壊したい」

のではないかと、私の心に刺さったものがありました。

 

人間社会で「こうあるべき」という必然性ばかりを求める世界は、面白くない。

ファッションくらい、服くらい、好きなものを着たらいいじゃないかと。

 

そして、その強い思いがデザインに乗り、個性的で独創的なクリエイティブはこうして、生まれるべき人から生まれるんだと感じました。

 

 

服は、自分をご機嫌にすることができる最高の楽しみです。

自己満足であったとしても、自分が「可愛い」「好きだ」と思う服を着ていると一日中最高に気分が良い。

 

流行りにとらわれることなく、石田さん自身の世界観から生み出されるドレスは、「好きだ」とデザインで心を掴まれるだけでなく、纏うことで自分が強くなれる、まるで一歩踏み出すきっかけとなるようなドレスばかりです。

 

そのデザインの多くはフリーサイズであり、着方を変えることでエイジレスに大人も子どもも着ることができるデザインも。

 

人が服に合わせにいくのではなく、型や枠にはめられることなく、服が合わせられるようにと、フリーサイズへのこだわりをもっています。

 

 

「お客様に言われて嬉しかった言葉は?」

と聞いて、1番に返ってきたのは

「これは無駄なものだ」

と言われたことだと

 

「無駄」

 

その言葉にインパクトを受けましたが、後に続く言葉でストンと腑に落ちました。

 

「この服は無駄なもので、意味がないもの。

それでも、気分を上げるために私には必要だ」

 

そう言われたことが1番嬉しかったと。

服の力で明るくなりたい、そう思う石田さんだからこそ、

「無駄だけど必要なんだ」

と、強く誰かの力となれるようなクリエイティブを生み出し続けることができるのだと感じています。

 

 

HOUGAのファンであるお客様にとって、潜在的なところで気付かぬうちに、その想いへ強烈に共感していて、HOUGAのクリエイティブを見た瞬間に「可愛い!」「好き!」へと繋がっていってるのかもしれないと想像しました。

 

そして、それはまたきっと今日も誰かの力となり、どこかで支えられている。

そんなHOUGAの服とお客様の出会いを繋げたい、そう強く思います。

 

 

"誰かの心に刺さる服"

 

ARATASHIでは現在、枚数限定・期間限定で、HOUGAfortune dressを販売しています。

 

HOUGAfortune dress

https://aratashifashion.com/products/hougafortunedress


シボ感のある楊柳素材にオリジナルのレース刺繍を施したワンピースドレス。

マーガレットの花びらをちぎって花占いをしているような柄が刺繍された生地をたっぷりと使用。

 

ゆったりしたドルマンスリーブと、動きに合わせて様々な表情を見せる肩のフリルがポイントです。両脇にスリットポケット付き。

 

1枚で着るのはもちろん、ハイネックインナーと合わせたり、ウエストをベルトで絞ったり、付け襟と合わせたり。

 

幸運のドレスを纏って季節を問わずに自分らしいコーディネートを楽しんでいただけます。

 

 

この特別なARATASHI限定ドレスも、出会った人が、日々を頑張る力となるような1着となりますように。

 

HOUGAのデザイナー自身の子どもの頃からの願いである"服の力"で、"自分らしく"あるためのドレスをぜひ着てください。

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